高齢社会の着実な足取り

今年も内閣府主催の高齢社会フォーラムに参加した。会場の日本都市センター会館には200名を超える関係者が集まった。今年のテーマは「少子高齢社会におけるシニアの役割」。午前中、樋口恵子さん、堀田力さんの特徴ある講演。内閣府高齢社会対策担当の本多さんが説明する高齢社会白書によると、2008年度で65歳以上の高齢者人口比率22.1%であり、2055年度にはなんと40%に達する。 ?
面白いのは、高齢者が生きがいを感じる時は、家族団欒・趣味・TV・友人団欒などが25%-48%と多く、私が注目する「社会奉仕や地域活動をする時」は、9%と低い。まあこんなものか。午後は、分科会に分かれて、私は「高齢者の地域活動と情報」分科会に参加。パネラーの太田敦子さん(NHK記者、生活情報)は、声なき高齢者の声を伝えるものとして独居、引きこもりの報道事例。新しいキーワード「孫育て」パネラーの堀内正範さん(知恵蔵の元編集長、朝日新聞社友)は、高齢者活性化の場として「公共の地域シニア大学校」の重要性を指摘。事例として兵庫県のいなみ野学園を紹介した。調べてみる必要があるな、これは。後半は参加した30名ほどが熱心に質疑、コメント。私は入間市の高齢者巻き込みの事例(団塊世代向けフォーラム、団塊元気サイトなど)の取り組みとその厳しい状況について紹介。?

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