計画停電につぶやきたい

東北関東大震災が日常生活に大きな影響を与えている。災害を受け、生命や財産を失った多くの人々のことを思えば、被害を直接受けなかった私たちが被る生活の不便は小さなことである。原子力発電所の事故により給電量が大幅に減少して、電力需給バランスが大きく崩れてしまい、社会活動に様々な不具合がでてくるのも仕方がない。その一つが東京電力が始めた計画停電である。

ただ、開始後2日を経て、私としてはちょっとつぶやきたい事がある。

計画停電については交通機関や企業活動、商業活動に大きな影響があり、実施計画の事前通知が社会活動の準備上重要になることは明らかである。今回の計画停電の事前通知は、1)各地域のグループ割り当て、2)当日の実施可能性、の2つに分けられる。

この内、1)各地域のグループ割り当て、は通知を一度すれば済む。問題は、2)当日の実施の可能性、についてである。2)当日の実施の可能性は、非常に不確定要素が多く、停電の影響を受ける当事者に通知されるまでに実に多くの段階を経なければ情報が届かない。

少なくとも本日は、私が気になる第1グループの停電の可能性即ち、15:20から19:00までの停電の実施有無については、いろいろネットで調べて、Yahoo!Japanの「東京電力、東北電力管轄・・」サイトで示された「計画停電のお知らせ」を見て辛うじて実施情報を得ることができた。

とても分かりにくい情報だ。インターネットを生業としている私でさえこの状況である。分かりにくいし、かつ告知が間際過ぎる。確かに電力使用量の予測は難しいとは思う。とくに大災害の後の電力消費パターンは通常時のパターンと大きくかい離するであろうことは容易に推察できる。

ただ、今後数日の実施データを積み上げて、東京電力にはぜひ電力利用パターンを概略予測するようにしてもらいたい。これにより、利用者側は余裕をもって停電に望むことができよう。これにより、東京電力としても電力設備の停電作業が系統的に、速やかに実施できることになるはずだ。

利用者もサービスを提供する企業も、この国難に粛々と対応していきたいものだ。

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