猫またぎ

今日、入間市のアリットで、「猫またぎ」という言葉があること知った。まずい魚だとネコでもまたいでいくとの意味で、嫌われるものを示す名詞らしい。確かに、家にいる猫も私の飲むコーヒーカップを大胆にまたいで、尚且つそのカップに砂をかき込むような仕草をする。変な奴だと思っていたら、その行動を表すやまと言葉があったのだ。? 200803012147000.jpg?
横道から入ってしまったが、今日は面白い講演を聴講した。それは、1970年代に猫またぎ研究室と呼ばれた安全研究室に配属された小林三郎さんの「ホンダのDNA」と題する講演会だ。?


国際社会の大きな流れの中で、日本の技術、経済、政治など私達がなんとなく方向性のない歩みをしている今日、日本の本来のモノづくりへの熱い思いを改めて肝に銘じるものとなった。
独創的なモノを生み出す研究とは、人間を研究することだ。そのための手段が技術なのだ、小林さんの話は明確だ。新しいことを考えること、徹底して自分で考えること、しかも自分の原体験に照らすこと、それで大きな目標(在りたい姿)を定める。
猫またぎ研究室と呼ばれた研究室から生まれたのが、ホンダが世界に誇るエアバックだ。
まだまだ日本、がんばれニッポンという熱い思いに酔いしれながら、強風吹きすさぶ中、背中に暖かい夕陽を浴びて家路に就いた私であった。(焼酎を飲んでるのでちょっと劇画風かな)


参考: 小林氏講演資料(組織学会定例シンポジウム) 
講演会主催: 入間市生涯学習をすすめる市民の会

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