Linux環境の構築:準備

1.ハードウェア
 サーバーを構築するためのハードウェアとしては、以下が考えられる:
 1)既存のWinマシンを流用する方法
 1-1)古いWinマシンを再生PCとして活用する方法
  -PCの利活用として魅力ある方法
  -自分の廃棄予定のPCはMMが128MB、プロセッサ800MH、DVD-ROMなしで断念
 1-2)現在使用中のWinマシンのディスク領域を分割して利用する方法
  -再起動などの影響が他方に及ばなければ経済的な方法
 2)新規マシンを購入する方法
  -例えばDellのサーバーで安いものを調べると: Dell PowerEdge SC440 【20,850円】
    Dell PowerEdge SC440 (19,800) 
    Pentium(R) Dual-Core プロセッサー E2180 (2GHz, 1MB L2 Cache, 800MHz FSB)
    160GB 7200回転 SATA II 3.5″ HDD
    16倍速 IDE DVD-ROM
    512MB (1x512MB 1R) DDR2/667MHz
    109 日本語キ-ボ-ド USB [+1,050円]
2.ソフトの準備
 1)Fedora参考書(DVD付き)
  -自前サーバー構築のセットとして、Fedoraが広く利用されている(最新版はFedora9)
   参考書も揃っている:「できるFedora9 Linux完全活用編」インプレス社、2,993円
3.ネットワークの準備
  -Linuxの活用として3つの形態:
   a)GUIデスクトップ: WinPCと同じようにデスクトップマシンとして机上で利用する形態
   b)イントラネットサーバー: LAN内でファイルサーバーやプリンタサーバーとして利用する形態
   c)インターネットサーバー: インターネットで公開するWebサーバーとして利用する形態
    c1)固定IP利用: グローバルアドレスを適用するサーバー
    c2)ダイナミックDNS利用: 固定したIPアドレスを使わない場合のサーバーで一般の
     BBルータ(NTT製)にはIPマスカレード(NAPT)と呼ばれるグローバルIPアドレスを
     ローカルアドレスに変換する機能を持っている(一般的なIPプロバイダの契約方法)
  -形態によりネットワークの準備が必要
   a)、b)であれば、特にネットワークの設定なし
   c1)であれば、プロバイダ契約が必要(固定IPアドレス取得など)
     固定IPサービスは高価: OCNでは8-IPで19,740円/月で、一般ユーザには非現実的
   c2)であれば、ルータでのIPフォワーディング設定、ダイナミックDNSの設定が必要となる
  -低コストサーバーを構築するための現実的な方法は、c2)ダイナミックDNS