雑感:ITリテラシーとブログ

070126blogBook.jpg

ITリテラシー(情報通信技術を使いこなす能力)を高める事業はこれまで、国のIT戦略の一環として全国的なIT講習やパソコン教室などで公的・私的に進められてきました。学校における高速インターネット普及などとも併せると大きな事業として進められてきました。

その結果、ITの一般への普及は進んだかもしれませんが、ITリテラシーとしての定着には程遠いものがあると言わざるを得ません。読み書き算盤と同じ文脈としてのITリテラシーはある程度カバーされてきたとしても、本当に自分がやりたいことをITの上で実現していく能力としてのITリテラシーはまだまだ先なのです。

IT化の促進が叫ばれた5、6年前から、ITを活動のコアとするシニアのNPO法人が次々とできました。シニア自らがパソコンを学び、更にはパソコンをシニアを教えることを事業の中核としてきました。ところが最近、パソコン事業が昔ほど活発ではなくなり、替わりにITに限らずいろいろな事業が増えてきたとの話を聞きます。他の事業分野が伸びてきているのは歓迎なのですが、IT分野で本来事業が膨らむはずのものを見逃しているとしたら問題です。

これまで自分達が誇れる強みであったIT事業が停滞しているのは、従来自分達がコアとしてきたIT技術を生かしていないかもしれない、と考えることは重要なことです。自分達が考える新しい事業について、自分達自身まわりに情報発信しているのか、そもそも新しいIT事業が思いつけないのか、この辺りを考える必要があります。

ITリテラシーを持っているというのが確かにこれまでの強みだったのです。しかし、問題は今必要とされるITリテラシーが自分達に欠けているのではないか、と想像してみて下さい。思い当たることはありませんか、事業の新規提案をするのは、時々皆が集まる交流会の時だけではありませんか。会のホームページは古い情報が店晒しにはなっていませんか。埃をかぶった商品が並べてあったらお客さんが来ないのは当たり前ですね。

今必要なITリテラシーの重要な一つは、情報を発信する能力です。これは少なくとも必要条件です。NPO法人として事業活動を継続するために情報発信能力が必須です。事業を企画する段階では、その内容を会員に知らせ、賛同会員を仲間にしていくことが必要です。また実施段階では、サービス提供先となる一般顧客への告知が十分できるかが事業成功の鍵となります。

情報発信能力を高めるにはどうすればよいのでしょうか。そのキーはブログにあると私は考えています。ブログって日記形式でどんどん記事を公開していくもので若者を中心に利用者が増大していることは皆さんもご存知でしょう。従来ホームページを編集するには、専門的なソフト技術やネットワーク技術を知る必要があったのですが、ブログでは利用者は一切複雑な操作なしに自分のホームページを編集することができるのです。

すなわち、ブログは簡単なホームページ作成ツールなのです。テンプレートと呼ぶページデザインのなかから自分のテーマに合ったデザインを選び、さらに項目の配置も自分流に書き換えられるのです。ホームページを人に頼むことなく編集できるということは、自分の考えを自由に、しかも新しい情報を常にページ上で表現できる訳です。すなわち、ブログは自身の情報発信能力を高めるためのツールとして極めて有効なのです。

でもブログを作るにはやはり時間が掛かるのではないかと危惧される方も多いのではないでしょうか。普段PCでインターネットやメールを扱っている方であれば、2時間もあればご自身のブログを立ち上げて記事を書くところまで行きます。もちろん、教えてもらいながらですが。でも一度教えてもらって立ち上げてしまえば後はそれなりに記事を書き進めることができるようになります。

ここまで、ITリテラシーを高めるツールとしてブログが重要であることをお話しました。

コメントはまだありません »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment

(C)2006-2015 テクノクッキー