またもロック界の訃報だ。先日、”R.I.P. Charlie” のニュースが一斉に流れた。チャーリー・ワッツ、知る人ぞ知るロック界の頂点に半世紀以上君臨するザ・ローリング・ストーンズの不動のドラマー。グループ最年長で80歳だった。彼のドラムセットは昔ながらの最小セット(だと思う)。でもそれが、ストーンズの演奏をしっかり支えてきたのだ。”Silent stone” と呼ばれた寡黙な彼は、口から先に生まれてきたミック・ジャガーやブルースを子守歌にしたキース・リチャーズなど4、5歳も年下の不良ロッカー達を眼前に、10数万人の野外ステージであろうと、狭い劇場であろうと、いつも変わらぬビートを刻んできた。ストーンズ演奏の正に心臓だった。R.I.P. Charlie !!
写真は、スタジオ再現展示にあったチャーリーのドラムセット(Gretchの印)<2019/04/25 ザ・ローリング・ストーンズ展@五反田>