1995年4月のスピッツのヒット曲「ロビンソン」は、その美しいギターのイントロが印象的だ。それを弾くつもりで、Youtube動画を見始めた。イントロは何とかなりそう。更によく聴くとベースギターが何とも格好いい。人差指と中指の二本を使って早いリズムをベース演奏している。でも残念ながら、私の親指/ピック奏法では弾けない!
これも脳の活性化と覚悟を決めて、私のベース演奏練習曲としてトライしてみた。ご本家の演奏テンポは112。私のベース練習ではその10%遅い、テンポ102。それでも、まだ右手と左手の滑りが生じてしまう。自己評価は30%。まだまだベース練習は続きそうだ。
久しぶりに「Eruption」を弾く
Eddie Van Halenの「Eruption」を初めて聞いたのは2019年だったと思う。初期のCDを購入してその2曲目に衝撃的なギターソロを聴いた。そもそもロックバンドでギターソロと言えば、曲の間奏として格好よくサビを響かせるものだ。しかし、彼のソロ演奏は2分弱の完璧な一人演奏、しかも完全な超絶技法の演奏。最終セクションでのアルペジオ(クラシックで言う終章のカデンツァ部分)は今までロックギター演奏で聞いたこともない香りだ。Youtubeで演奏を眺めてその秘密が分かった。作音のために右手でもフレットを叩く「右手タッピング奏法」、即ちギターの基本は左手でフレットを抑えて音階を決め、右手は単に弦を弾くのみ。これに加えて、父親から引き継いだクラシックの素養が、ロックギターの革新的演奏を生み出したのだ。
これは面白い!2019年当時、私はこの曲に引き込まれてしまった。
自分の技術もわきまえずにとりあえずYoutubeで奏法を学びながら、速度ゆっくりで練習を繰り返し、一応の区切りとして1年後の2020年に最初の演奏模様をYoutubeに限定公開版としてアップした。その直後にEddieが63歳の若さでこの世を去ってしまったため、急遽彼への追悼演奏としてYoutube(第2演奏バージョン)にアップした。(当たり前ながら素人なのでエコーリッチでごまかした)不満がいっぱいある演奏だった。
それから4年近く経って、超絶技法を極めるのが表向きだが、両手の運動で老化防止のために久々にこの曲の練習をはじめた。当たり前だがこの難曲演奏は時間で解決できるものではなかった。(笑) ただし、今回はできないところを炙り出す、エコーに頼らない第3演奏バージョンをYoutubeにアップした。
きさらぎコンサート@やまゆり荘
今年度も入間市の老人福祉センターやまゆ荘で私たちギターE7演奏会「きさらぎコンサート」を開いた。加山雄三の「旅人よ」、井上順の「なんとなくなんとなく」など昭和ソングに加えて小学唱歌「ふるさと」など10曲を、来場の70名ほどの皆さんと一緒に歌う。
まちの先生講座でギター講習を実施
まちの先生講座(入間市生涯学習をすすめる市民の会主催)で「楽しいギター入門-懐かしい昭和フォークを弾語り-」を担当。入間市二本木公民館のスタジオに各々手持ちのギターを持ち込んで3名の受講生が参加。1.5時間の講座を2回実施する。
2023年度の講座案内はこちら。
塩船観音寺までサイクリング
青梅市にある塩船観音寺までサイクリング。塩船観音寺は今から1300年ほど前、天平年間に僧行基が塩船と名付けたと伝えられている。塩船というのは周囲の地形が船の形に似ているためだそうだ。近郷の豪族金子十郎や三田氏の帰依を受けて大悲願山塩船観音寺と称している。春は躑躅、そして紫陽花が有名。
ギターサークル:初めての演奏会
私は毎年秋、入間市のまちの先生講座(ギター入門)を開催している。この受講生が講座終了後もギター演奏を楽しむ場として、(受講生からの声もあり)5年ほど前からギターサークルを立上て、市内の公民館で月一回、2時間半の練習を続けてきた。コロナの影響もあって、これまで一度も演奏を披露する機会がなかったが、この度、入間市老人福祉センターでコンサートの場を設けていただく運びとなった。
当日は朝9時から準備に入る。30分程度で準備が終わったが、皆初めてのステージ演奏で緊張している。クリスマスコンサートと謳っていて、最初の曲はジングルベルで始めた。私のベースギターも緊張していたのか、フレットを間違えて慌ててしまう。2,3曲目からは少し楽になって、なんとかベースを響かせられた。
ギター演奏:悪魔を哀れむ歌のブルース演奏
久しぶりにロックギターの練習演奏をアップロード。曲はローリングストーンズの「悪魔を哀れむ歌」(Sympathy For The Devil)だ。1968年に発売されたアルバム「ベッカーズバンケット」の一曲。コンガ、マラカスなどラテン・パーカッションによるサンバのリズムで独特な雰囲気となっている。典型的なブルースコード進行:E、D、Aで、中盤にキース・リチャーズが切り裂くようなリードギターを掻き鳴らて、曲を盛り上げていく。
実はこの曲、ちょっとロックとは場違いなサンバリズム、しかも演奏がダラダラ7分近くもあって。この曲が発表された当時はあまり好きな曲ではなかった。しかし最近、ロックギターの練習曲としてリードギター部分を弾いてみると、何とサンバのリズムがコテコテのブルースギターにマッチして何とも心地が良い! これを作曲したキース・リチャーズとミック・ジャガーはやはり天才だ。練習演奏の自己評価:50%。
今回のリードギター部は1968年オリジナルのキース演奏版。その後、1970年代にはミック・テーラーが新規に加入して、キースとリードギターを分担してライブ演奏したミック・テーラー版もあるので、次回のアップロードではそちらの版を練習演奏したい。
ギター演奏:”Unchained”リード部弾いた
この夏も例のギター演奏で老化防止に励んできた。ロックギター練習がそれだ。今回挑むのはVan Halen(バン・ヘイレン)、「Unchained」のリードギター部2ヵ所:
- 曲中央のコード(G♭→G♭→A♭→A♭)のリード演奏
- 曲最後でリズムギターが2~4弦で刻むリフ(D♭→A→B→D♭→E)のリード演奏
リズムやテンポ、更に指使いを丹念に繰り返し練習して、漸く本物レベルの1~2割程度の出来。リズムギターとベースギターによる前回の演奏(ver.2)に今回、リードギター部を加えた演奏(ver.3)を制作した。40年前の1981年にリリースされたこのクラシック・ロック。練習演奏としてはそこそこの出来になったかと。ご笑覧あれ。テンポ:130、自己評価:65%。今後の課題はリードギター演奏の「ノリノリ」度向上。
チャーリー・ワッツが逝く
またもロック界の訃報だ。先日、”R.I.P. Charlie” のニュースが一斉に流れた。チャーリー・ワッツ、知る人ぞ知るロック界の頂点に半世紀以上君臨するザ・ローリング・ストーンズの不動のドラマー。グループ最年長で80歳だった。彼のドラムセットは昔ながらの最小セット(だと思う)。でもそれが、ストーンズの演奏をしっかり支えてきたのだ。”Silent stone” と呼ばれた寡黙な彼は、口から先に生まれてきたミック・ジャガーやブルースを子守歌にしたキース・リチャーズなど4、5歳も年下の不良ロッカー達を眼前に、10数万人の野外ステージであろうと、狭い劇場であろうと、いつも変わらぬビートを刻んできた。ストーンズ演奏の正に心臓だった。R.I.P. Charlie !!
写真は、スタジオ再現展示にあったチャーリーのドラムセット(Gretchの印)<2019/04/25 ザ・ローリング・ストーンズ展@五反田>
キースの愛飲ウィスキーが判明!
史上最大のリズムアンドブルースバンド「The Rolling Stones」のリードギターリストでロックギターリストのアイコン:Keith Richardsがステージでいつも飲んでいる洋酒のブランドが漸く分かった。ステージの映像を拡大していって見ると、ウィスキーボトルのようだ。彼らの生まれ育った英国のスコッチかと思ったが、何か違う。よく字を読むと「Tennessee」とか書いてある。米国のウィスキー「Jack Daniels」だ!
キースの作曲した数々の楽曲はこのウィスキーと共に生み出されたものかもしれない。ただ、初期作品「Satisfaction」「Under My Thumb」「Tell me」「Jumpin’Jack Flash」「Last Time」「As Tears Go By」などは、まだ英国のスコッチが基かもしれない。米国の市場をがっちり掴んだ以降の作品「Honky Tonk Women」「Gimme Shelter」「Street Fighting Man」「Sympathy For Devil」「Start Me Up」「Brown Sugar」「Angie」は、このテネシーウィスキーが源かと思う。