Eddie Van Halenの「Eruption」を初めて聞いたのは2019年だったと思う。初期のCD(1978年2月)を購入してその2曲目に衝撃的なギターソロを聴いた。そもそもロックバンドでギターソロと言えば、曲の間奏として格好よくサビを響かせるものだ。しかし、彼のソロ演奏は2分弱の完璧な一人演奏、しかも完全な超絶技巧の演奏。最終セクションでのアルペジオ(クラシックで言う終章のカデンツァ部分)は今までロックギター演奏で聞いたこともない香りだ。Youtubeで演奏を眺めてその秘密が分かった。作音のために右手でもフレットを叩く「右手タッピング奏法」、即ちギターの基本は左手でフレットを抑えて音階を決め、右手は単に弦を弾くのみ。これに加えて、クラリネット奏者だった父親から引き継いだクラシックの素養が、ロックギターの革新的演奏を生み出したのだ。
これは面白い!2019年当時、私はこの曲に引き込まれてしまった。
自分の技術もわきまえずにとりあえずYoutubeで奏法を学びながら、速度ゆっくりで練習を繰り返し、一応の区切りとして1年後の2020年に恥ずかしながら演奏模様をYoutube(第1演奏バージョン)にアップした。その直後にEddieが63歳の若さでこの世を去ってしまったため、急遽彼への追悼演奏としてYoutube(第2演奏バージョン)にアップした。これも結局はエコーでごまかして不満満載の演奏だった。
それから4年近く経って2024年春、超絶技巧を攻めるのが表向きだが、両手の運動で老化防止のために久々にこの曲の練習をはじめた。この難曲演奏は時間で解決できるものではなかったが、今回はエコーに頼らない第3演奏バージョンをYoutubeにアップした。
