先日私が参加したCANフォーラムの話題(概要は、ここ)について、その後シニアSOHO三鷹のメンバに問題提起をしているところです:
==私の問題提起==
堀池さんのお話で、これまでのシニアSOHO三鷹が、ITをベースとして立ち上がりその後非IT分野にも発展してきた様子がよく分かりました。メーリングリストと実ミーティング、オフ会の連携で人的資源が有効に活かされてきたものと思います。これは、会員の規模が150~200名でその何割かのアクティブメンバーの顔が相互に見える関係であったこととも背景にあったはずです。ITの中でもレガシーとなったメーリングリストでも十分に三鷹のメンバーを結びつける力となったと思います。
しかし今後、コミュニティビジネスの対象を広げて事業範囲を拡大していくことを考える場合、新たな技術の適用性とロングテール特性を持つ市場(その兆し)を見定めていくことが必要になります。地域の課題が全てITで解決できるものではありませんが、地域の課題に対してITが貢献できるところは何かを一つ一つ考えておくことはできるはずです。少なくとも我々自身が最新の技術を知り、体験してその可能性を次の事業に活かすための素地を作っておくことが必要だと私は考えます。
技術の面ではやはり、Web2.0がポイントになります。もはや、新技術=ビジネス先端、という時代ではなく、むしろ新技術=皆が使える便利なもの、という捕らえ方が正しいかと思います。Blogの気安さ、SNSの使いやすさ、Wikiの便利さなど少なくとも、新たなコミュニティビジネスのインキュベーションに備えて、私自身中身を知り、レベルアップする必要があると考えています。
Web2.0に代表される新しい技術でもっとも重要なのはBlogです。能動的な表現者を画期的に拡大する可能性を持っています。これにより情報発信の敷居が著しく下げられて多量の情報が流れてくるようになりました。ただ、今はまだ一部の識者や若者が主体である状況です。地域の情報流通を高めて、課題抽出やその解決に向けた基本技術としてのBlogに着目することは自然な流れです。
SNSについては私も取り組み始めたばかりです。まだ若者が大勢いるパ-ティ会場の隅で誰か知り合いはいないかなと私は今、恐る恐るテーブル越しに眺めています。時たま知り合いを見つけて声を掛けたり、後輩が見つけてくれたりしている状態です。知らない人ばかりのパーティは疲れますが、もう少しこの雰囲気を学んでみようかと思っています。
次にロングテールな特性を持つ地域をどう捉えるかが課題になります。温度差のある地域という堀池さんの表現がありましたが、温度差は表現者と非表現者という0/1ではなく、プロ表現者、アマ表現者、非表現者という3階層の地域モデルを私は想定しています。Blogはこのアマ表現者を拡大して地域の様々なロングテール情報が流通するための起爆剤となる可能性があります。Blogで俄か表現者となったある主婦が記事になんとなく困っていると書いたことが、私もそう、俺もそうだ、という連鎖を生み、これまで見えなかったロングテールの課題(今後のコミュニティビジネス対象)が可視化されるかもしれません。
私は、今入間市で上記考えに沿ってITをまちづくりに活かす活動を仲間と共に一歩一歩進めているところです。まずはできるところからということで、活動団体を当面の対象としてBlogの地域セミナーを開催しBlog立ち上げを支援しています。仲間と協力してこれまでに10件以上を立上げました。IT化の最も進んだ三鷹に比べ、入間市は情報化が大きく遅れています。でも遅れている分、新技術を活かすチャンスとも捕らえています。
http://www.machisapo.com/ (まちサポネット元気な入間)
テクノクッキーさん、おはようございます。
初めてホームページの方にお邪魔します。ブログの講座を先月、ある事業体のお客様を10人ほど集めた勉強会でワークショップ式で教えました。
これは3かいめのこころみで、8人ほどがブログを開設する成果が出ました。
位置づけとして「自分のコミュニティを作ろう」としています。そう言う興味の人は始めるのですが、なんとなくブログが有名だから、という人は開設しても日記が続かないとかやめてしまう傾向があるようです。
Web2.0ということは「リアルなやろうとする小さなことを実現できる」にあると思います。
すこやさん
多くの方がすこやさんの講習を受けてブログを開設しているのですね。仰る通り情報発信の目的を持った方は続きますね。経験では、カテゴリーについての質問が来るようになったらもうブロガーの仲間入りです。
テクノクッキーさん
リアルにお会いして意見交換ができてよかったです。
Web2.0はもっともっと議論してよいと思います。いろいろな人を議論に巻きこむことが大事と思います。
追伸:個人的なお願いをMIXIのメッセージに書きました。