本日、NPO法人彩SITAほか主催の「ICT埼玉地域セミナー」に参加しました。
テーマは、ICTは世代を超える Go Go next generation. 「子供・シニア・地域・NPO」 ~ともに考えよう ICTを携えて~
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?ロゴマーク(NPO法人彩SITAより) |
?ICT=情報通信技術:Information & Communications Technology |
基調講演はIT教育コンサルタントの尾花紀子氏です。現在の子供が直面している携帯メール、インターネットが引き起こす危険な事例が紹介されました。未熟な子供がパーソナルメディアである携帯電話を使うにあたって、情報教育をしっかり行う責任が大人にあると指摘。尾花氏自身が子育てを行う中での様々な経験談や他の実例の紹介などは説得力のあるものでした。<モラル、ルール、マナーがともすれば失われがちな今日、子供とのコミュニケーションが何より大切だとのメッセージを受取りました。そのコミュニケーションを支援する手段としてのICTを私達はもっと掘り下げる必要がありそうです>
事例紹介では4件の例が紹介されました。まず、マイクロソフトの森本登志男氏は自らも地域活性化プロジェクト進めています。それらの経験を踏まえて地域の課題を地域で解決するNPO活動や社会事業創出が重要であると指摘。沖縄うるま市、徳島上勝町、三鷹市などの実例が分かりやすく紹介されました。<地域の資源に着目して知的財産を掘り起こし、地域のリーダが自立的に事業を継続するというモデルはぜひ入間でも実現したいと思いました。>
次に、(財)マルチメディア新興協会の永井正直氏は、ITはコミュニケーションを豊かにする文明の利器として「情豊通心」をキャッチフレーズに掲げ、子供のネット社会問題については大人が責任を持って対応すべきと主張。実際にe-ネットキャラバンとして学校を巡って子供にネット教育をおこなう活動を進めています。<この活動は重要だと思います。入間でも今後e-ネットキャラバンに来ていただくことも考えたいです>
そして、e-AT利用促進協会の山田栄子氏は社会福祉、介護の面からのICT活用について、障害者が自立に向けてやる気を起こさせる手段として、ICTは重要と指摘。障害者は内にこもるのではなくICTの助けを受けて外界と積極的に接触する機会を増やすことで障害者が元気になることが理想なのです。<シニアについてもまったく同じです。ICTが地域でシニアの出番を支援することにより元気な入間を実現したいです>
最後に、SITAユニオンの花房孝典氏が、IT地域リーダを要請する仕組みシニアITアドバイザー(SITA)の試験システムを立ち上げた話をされました。現在は全国にSITA試験制度が広がり、地域でのグループが形成されて活動を進めているとのことです。<本セミナーの主催である彩SITAもこのグループの一つで、活発な活動を進めているのが分かります。埼玉西部地区でもこのような動きを始められるといいですね>
? | 写真左は、主催のNPO法人彩SITAの代表栗原昌子さん。右は基調講演をされたビジネスコンシェルジュの尾花紀子さんです。?? |