午後、天気もいいのでふらふらと入間市博物館ALITに「むかしのくらしと道具展」を見に出かけました。展示会場の入り口に紙芝居の自転車が展示してあり、赤いマントの骸骨の絵が見えます。なんだっけ、これ。
そこにこの会場でむかしの子どもの遊びを指導している小暮さんが来て、「渡部さん、丁度いいところでした。この紙芝居「黄金バット」を翻訳してくれないかなぁ~」、「はあ?」、「来週、子どもにこの紙芝居を見せるのだけれど、これ英語なんだよ。和訳してくれるとありがたいなぁ~」、「えっ、和訳って、この紙芝居英語なの?」
言われるように紙芝居の裏を覗くと、確かに台詞が英語が書かれています。”Up comes the Skullman to help the daughter.”なんて感じで。この紙芝居の絵と英語の作者佐藤さんは戦後横田基地の外人の子供に紙芝居を見せていたのだそうです。その紙芝居が今、博物館に展示されているのですねぇ、なるほど。
テレビもなかった時代、米軍基地の子供たちがこの素朴な英語の紙芝居を見て楽しんでいたかと思うと、今日の急激なメディア変革が夢のようです。
さて話を戻して、生涯学習をすすめる市民の会でお世話になる小暮大先輩に頼まれては仕方ありません。それから1時間、博物館の資料室に籠って紙芝居「黄金バット」をひたすら和訳する私でした。ところで今度、一杯奢って下さいね、小暮さん。