駿河台大学で開催されている「彩・ふるさと喜楽学」の公開講座に参加しました。講師は、飯能ケーブルテレビ社長の和泉氏、題目は、情報資源の現在と未来~変化して行くコミュニケーション手段~。 IPで地域に貢献できるコンテンツを目指すのが方向とのお話。地域力の発見、地域の情報資源とは何か、といった私が外せないキーワードがでてきました。ただ、1時間半のお話の中で踏み込んだところまでは伺えませんでした。
<考察>地域の情報資源とは何か。ここには2つの重要な概念があります。それは「地域の情報」と「資源」の2つです。
(1)地域の情報:テレビや新聞ではカバーできない、日々の暮らしの中で必要な情報、それがが地域の情報です。 インターネットで検索することでこれらの情報の一部を探すことはできます。 しかし、地域の情報としてネットに載せられていない情報が多くあります。 これらをネットに上げる仕組みとして、端末ではiPadに代表されるタブレット端末、そしてサービスではYouTube、Ustream、Twitterなど近年のIT技術進歩をフルに活用することが求められます。
(2)資源:地域の放送局などの従来のマスメディアに替り、地域の情報を発信には、一般の市民によるパーソナルメディアの役割が今後増していくと予測されます。 さらに、コンテンツをより良いものにするためには、技術面やアート面での補助や情報を発信する市民をエンカレッジするイベントなども必要になります。 この面で地域に根差したケーブルテレビに期待するのは、情報発信を行う市民の人材資源開発です。 市民に対する講習会(コンテンツの作り方、カメラの回し方、キャプションの付け方)をケーブルテレビが実施するなど、これにはいろいろなアプローチがありそうです。 100人の市民が、地域の情報発信エージェントになれば、地域の情報がどんどん発掘されるのではないでしょうか。