久しぶりに「Eruption」を弾く

Eddie Van Halenの「Eruption」を初めて聞いたのは2019年だったと思う。初期のCDを購入してその2曲目に衝撃的なギターソロを聴いた。そもそもロックバンドでギターソロと言えば、曲の間奏として格好よくサビを響かせるものだ。しかし、彼のソロ演奏は2分弱の完璧な一人演奏、しかも完全な超絶技法の演奏。最終セクションでのアルペジオ(クラシックで言う終章のカデンツァ部分)は今までロックギター演奏で聞いたこともない香りだ。Youtubeで演奏を眺めてその秘密が分かった。作音のために右手でもフレットを叩く「右手タッピング奏法」、即ちギターの基本は左手でフレットを抑えて音階を決め、右手は単に弦を弾くのみ。これに加えて、父親から引き継いだクラシックの素養が、ロックギターの革新的演奏を生み出したのだ。

これは面白い!2019年当時、私はこの曲に引き込まれてしまった。

自分の技術もわきまえずにとりあえずYoutubeで奏法を学びながら、速度ゆっくりで練習を繰り返し、一応の区切りとして1年後の2020年に最初の演奏模様をYoutubeに限定公開版としてアップした。その直後にEddieが63歳の若さでこの世を去ってしまったため、急遽彼への追悼演奏としてYoutube(第2演奏バージョン)にアップした。(当たり前ながら素人なのでエコーリッチでごまかした)不満がいっぱいある演奏だった。

それから4年近く経って、超絶技法を極めるのが表向きだが、両手の運動で老化防止のために久々にこの曲の練習をはじめた。当たり前だがこの難曲演奏は時間で解決できるものではなかった。(笑) ただし、今回はできないところを炙り出す、エコーに頼らない第3演奏バージョンをYoutubeにアップした。

放課後こども教室でプログラミング授業

地元の小学校で放課後こども教室の授業を行う。放課後に1年生から4年生までの12名が小学校の多目的教室に集まった。皆が持参している学校タブレット(iPad)を使ってのプログラミング授業をスタート。

授業の狙いは、身近なタブレットを使えば、プログラミング言語「スクラッチ」が自宅でも手軽に使えることを体感すること。即ち、好き勝手にいじっても壊れないし、もしも分からないことがあれば、チュートリアルの簡易動画をみればよい(注※)。2時間半に及ぶ授業だが、子どもたちはすっかりスクラッチにのめり込んでしまって休憩時間もタブレットから離れない。

1年生の男の子は、みるみるスクラッチの扱いに習熟していき、教えてもいない拡張機能を使って自ら新たな機能ブロックを動かして遊ぶまでになった。その子の質問を受けて、プログラムの保存法を教えたところ、今作った紙芝居のプログラムを家に持ち帰って親に見せるとのこと。こんな速さでプログラミングを習得している子どももいるのだ!

きさらぎコンサート@やまゆり荘

今年度も入間市の老人福祉センターやまゆ荘で私たちギターE7演奏会「きさらぎコンサート」を開いた。加山雄三の「旅人よ」、井上順の「なんとなくなんとなく」など昭和ソングに加えて小学唱歌「ふるさと」など10曲を、来場の70名ほどの皆さんと一緒に歌う。

# 2024年2月 ギターE7「きさらぎコンサート」@やまゆり荘

下水野の地蔵尊

自転車で10分ほど走ると雑木林の面影が残る道沿いにお地蔵さんが佇んでいる。

狭山市の指定文化財<下水野の地蔵尊>だ。説明によると「この地蔵尊は貞享二年(1685年)に造られたものです。水野は寛文六年(1666年)に川越藩主松平輝綱の命により堀金村の名主であった牛久保寛忠と息子の忠元が中心となって近在の農家の二男・三男と共に新田開発にあたりました。その後二十年が経ち入植した人の中でこれまでに亡くなった人を供養するとともに、自分たちの現世と来世の安楽を願ってこの地蔵尊が造られたと考えられます」

今でこそ、雑木林が開発されて住宅が広がってきているが、17世紀後半の江戸の発展を支える近郊農業地域として、ここは川越藩が推し進めた新田開発の地域だったのだ。このお地蔵さんは「夜泣き地蔵」「化け地蔵」「子育て地蔵」などと親しく地域で呼ばれてきたそうだ。江戸初期から今日に至るまで地域を支えてきた住民が様々な形で地蔵を信仰してきた証に違いない。

チャットGPTの展示・体験コーナー

いるま生涯学習フェスティバルで「今話題のチャットGPTを体験しよう」コーナーを担当。最新版のChatGPT4を体験するPCおよび、Microsoft Edgeの検索エンジンに搭載のチャットAI(Copilot)を体験するPCの2台を並べる。来場した多くの市民の方がAIを自ら体験。Microsoft Edgeに搭載されているチャットAIは無料でChatGPT4を利用できる優れもの。これを皆さんに伝えることができた。

来場者に配布した説明資料を以下に示す。クリックするとA4版で1枚の全体が見られる。PCでもスマホでもhttps://bing.com にアクセスするだけで最新版のAIを使うことができる。(費用は特に発生しない)

<AIのユースケース(利用シーン)>

1.調べごとに活用しよう!
  日常生活で気になることをつぶやこう
  例:「最近ストレスが溜まっていてつらい」
     「最近電気代が高いので電気を節約するには」

2.子どもの教育に使ってみよう!
  小中学校の練習問題を作ってみよう
  例:「小学6年生向けの国語漢字の問題作成」
     「中学生向けの2次方程式の応用問題作成」

3.地域活動に活用しよう!
  地域の歴史や文化を調べて文化祭で成果発表しよう
  例:「入間市の歴史や文化で特徴的なものは」
     「慶応4年に起こった飯能戦争について」

4.自分の趣味に活かそう!
  斬新なデザイン/簡単なプログラムを作ってみよう
  例:「美しい富士山を背景に満開の桜が咲いている画像を作って」
     「1000までの整数から素数を求めるPythonプログラム」

まちの先生講座でギター講習を実施

まちの先生講座(入間市生涯学習をすすめる市民の会主催)で「楽しいギター入門-懐かしい昭和フォークを弾語り-」を担当。入間市二本木公民館のスタジオに各々手持ちのギターを持ち込んで3名の受講生が参加。1.5時間の講座を2回実施する。

2023年度の講座案内はこちら

塩船観音寺までサイクリング

青梅市にある塩船観音寺までサイクリング。塩船観音寺は今から1300年ほど前、天平年間に僧行基が塩船と名付けたと伝えられている。塩船というのは周囲の地形が船の形に似ているためだそうだ。近郷の豪族金子十郎や三田氏の帰依を受けて大悲願山塩船観音寺と称している。春は躑躅、そして紫陽花が有名。

巾着田の曼殊沙華満開

夏が過ぎると曼殊沙華の季節になる。毎年、9月下旬に自転車で1時間ほど走って日高市の巾着田(きんちゃくだ)に向かう。今年は夏の猛暑の影響か例年よりも開花が遅い。それでも高麗川沿いの群生地には一面の赤が広がっている。

観光客も多く、外国人の姿も目立っている。コロナが収束して、賑わいが戻ってきたようだ。中央の広場では、地元の飲食ブースがでて観光客は一休み。イベント広場では、猿回しがあり見物客を楽しませていた。

葡萄の収穫

5年ほど前から庭にブドウの弦(つる)を展開している。実は、お隣のブドウ弦をこちら側に伸ばして頂いたものだ。昨年は不作で小さな房が2,3程度の収穫だったが、今年は猛暑のお陰か、大きな実がなった立派な房がいくつも育った。ちょうど帰省してきた孫たちにブドウを狩ってもらった。

素人が作ったブドウなので、写真のように実の大きさや色はまちまちだが、紫の大きな実は熟していて食べごろでとても甘い。熟した実は、現在のところ弦の先端部分に限られ、根っこに近い方は、まだ緑色で熟すにはまだ一週間ほど掛かりそう。次の収穫が楽しみだ。

夏休みの小学生プログラミング教室

今年の夏もプログラミングの講座を楽しむ。2023/8/10、入間ケーブルTV主催のミニ教室「小学生プログラミング体験教室」に小学生6名が参加。私たちチームあいてぃ夢広場が講座を依頼される。2時間の講座なので今回はロボット制作は行わず、各自が持っている学校iPadでスクラッチを体験することに狙いを絞る。

大人向けの講座では、説明資料をPPTやワードで準備して当日配布するのが常だ。しかし今回は異なる。資料は一切なく替わりに、子ども達が普段使っている学校iPadでスクラッチサイトで学びを体感する。資料を見るのではなく自らiPad上でプログラムを学び、試す形態だ。

具体的には、ブラウザーSafariでスクラッチサイトにアクセスして、そこに全27編にある説明動画「チュートリアル」を見て、スクラッチの基本ブロックを自分で試させる。私の期待は、講座を終えて家に帰ってからでも、子ども達が手持ちのiPadで簡単にスクラッチの自習ができることだ。

講座開始時の導入には、スクラッチで作ったミニ動画(30秒ほど)を利用。スクラッチの基本要素:スプライト(登場するキャラ)、背景画像、基本ブロック(動き、大きさ、回転、ランダム移動、おしゃべりなど)を含んでいる。「教室に参加した君たち、スクラッチでこの位の動画も簡単できるよ。家でスクラッチを楽しんでね」のメッセージだ。

講座の最後はQ&A。多分小学校2年生の子どもさん、作ったプログラムを保存する方法について質問。大事な質問だ。今回はファイルの扱いについてはスキップする予定だった。学校iPadのファイル管理がどうなっているか知らなかったので、その子のiPadで順に確かめながら説明。スクラッチサイトのメニューで「コンピュータに保存する」を教える。逆に、保存したものを読み出すには、メニュー>ファイル>ブラウズと進めばよい、と無事に回答。